子どもの運動神経を良くする方法|遊びや生活習慣で楽しく改善

  • 「子どもの運動神経は生まれつきだから」
  • 「何をしても良くなることはないのでは?」

このようにお考えではありませんか。

じつは、子どもの運動神経は生まれつき決まっているものではありません。そのため、後天的に運動神経を良くすることは可能です。

この記事では、子どもの運動神経を良くする方法を紹介します。

目次

子どもの運動神経を良くする方法

子どもの運動神経を良くするには、適切な時期に適切な方法をとることが重要です。

子どもの運動神経は、12歳ころまでに決まるといわれています。まずは、年齢に応じた子どもの特性を確認しておきましょう。

プレゴールデンエイジとゴールデンエイジの関係

人の運動能力は、子ども時代に飛躍的なのびを見せます。子どもの年齢は大きくわけて、プレゴールデンエイジやゴールデンエイジと呼ばれることがあり、それぞれの年齢層は以下のとおりです。

  • プレゴールデンエイジ:5~8・9歳ころ
  • ゴールデンエイジ:9~12歳ころ

9~12歳ころのゴールデンエイジは、どのような動作もすぐに覚えられる時期です。これは人生において、この時期だけに訪れるものとされています。

またこのゴールデンエイジに覚えた動作は、一生涯忘れることはありません。

そして、ゴールデンエイジにすぐに動作が覚えられるようになるためには、プレゴールデンエイジの過ごし方も重要です。

プレゴールデンエイジのころにさまざまな体の動きを経験していることにより、ゴールデンエイジをむかえて運動能力がさらに飛躍するのです。

つまり、ゴールデンエイジになってからあわててスポーツをさせるのではなく、プレゴールデンエイジのころから、運動をすることが大切になります。

さまざまな運動を経験させる

運動神経を良くするためには、さまざまな運動を経験させることが重要です。

プレゴールデンエイジのうちは、日々の遊びを通しても多種多様な運動が経験できます。

またゴールデンエイジになっても、何かひとつの種目に限定するのではなく、さまざまな運動を体験させるのがよいでしょう。

遊びながらできる運動を行う

子どもは体を動かすことが大好きですが、強制されたり厳しすぎたりするトレーニングは向きません。

遊びのなかでできる運動であれば、楽しみながら自然と体を動かし、無理なく運動神経も良くなるはずです。

たとえば子どもの遊びの定番である「おにごっこ」。おにごっこで遊ぶ過程には、全力で走ったり、急に止まったりする運動が必要です。

また遊びのなかで判断能力を養うこともできます。

運動神経が良くなるトレーニングをする

プレゴールデンエイジやゴールデンエイジには、運動神経が良くなるトレーニングをすることもおすすめです。

このころから、スポーツ系の習い事を始めるお子さんもいるでしょう。

何を選べばいいのかわからないことも多いものですが、運動神経を良くするためには、ひとつに絞らずいくつかのトレーニングをするのが好ましいです。

男の子であれば、以下のようなトレーニングに人気があります。

  • 体操
  • 水泳
  • 野球・サッカー など

そして女の子であれば、以下のようなトレーニングが人気です。

  • 体操
  • 水泳
  • ダンス・バレエ など

さまざまなスポーツを経験することで、バランスよく身体機能も鍛えられ、運動神経も良くなるといえるでしょう。

屋外の遊びで運動神経を鍛える

運動は室内でできるものもたくさんありますが、屋外でできる遊びだと、さらに運動神経を鍛えられます。

外の空気をたくさん吸って思い切り体を動かすことで、心肺機能も高まり、のびのびと運動ができるでしょう。

公園で遊ぶことも、子どもにとっては運動神経を良くする運動です。公園の遊具を使えば体幹のトレーニングにもなります。

食事や睡眠などの生活習慣を整える

子どもの運動神経を良くするためには、さまざまな運動を経験することが大切ですが、運動を楽しめる身体づくりのためには、基本的な生活習慣を整えることも重要です。

栄養バランスの整った規則正しい食事や、たっぷりと睡眠時間を確保することで、子どもの身体はじょうぶに育っていきます。

現代の子どもは室内でゲームをやって過ごすことも多いでしょう。室内でゲームばかりをやっていると、運動不足になり体力の発散ができません

そのため夜ぐっすりと眠れなかったり、食事をじゅうぶんにとれなかったりと、悪循環です。

昼間思い切り運動をすることで、食事もたくさん食べられて、夜もぐっすりと眠れるようになります。

運動により運動神経は発達するので、運動神経を良くしたい場合には、まずは生活習慣を整えることを考えてみるのがおすすめです。

子どもの運動神経は生まれつき?

子どもの運動神経の良い悪いは、生まれつきではありません。

プレゴールデンエイジからゴールデンエイジにかけての運動経験によって、後天的に運動神経をのばすことが可能です。

運動神経とは

そもそも運動神経とは、脳と筋肉をつないでいる回路のことです。脳から指令が届くと筋肉がそれに対して動きます。

運動神経は遺伝で決まるわけではない

運動神経は、遺伝することもありませんし、生まれつきのものでもありません。

よく親御さんから聞かれる言葉に、このようなものがあります。

「私が運動音痴だったので、うちの子も運動神経はありません」

しかし、幼少期から学童期にかけて前述のようなことを意識すれば、運動神経はどんな子どもでも良くできるのです。

運動神経と運動能力の違い

運動神経と似た言葉に、運動能力があります。

運動神経は、正式には「運動能力」といわれるものです。そのため両者に違いはないといえるでしょう。

つまり、運動能力も子どものころの運動体験によってのばせます

近年の子どもの運動能力は低下しているといわれています。

幼少期からゲームやスマホを使うようになったうえに、近年はコロナの影響で自宅で過ごすのが当たり前にもなりました。外遊びをする機会が減ったことで、運動能力は低下しているといえます。

子どもの運動神経が悪い原因

子ども時代に運動の機会が極端に少ないと、運動神経が発達せずに、運動神経が悪くなってしまいます。

では、運動神経が悪い子どもの特長にはどのようなものがあるのでしょうか。

運動神経が悪い子どもの特長

運動神経が悪い子どもの特長をあげてみます。

  • 身体をうまく動かせない
  • 動きがぎこちない
  • 体力がなく、すぐに疲れる
  • 姿勢が悪い
  • じょうずにしゃがめない
  • 走るのが遅い など

逆に、運動神経が良い子どもは、これらと相反する特長があります。

子どもの体力が低下する原因

現代の子どもたちの体力が低下している原因には、以下のような理由があげられます。

  • 運動不足
  • 生活リズムの乱れ
  • 偏りのある食事
  • ストレス
  • 外遊びの減少 など

一つひとつを見直すことで、体力もつき運動神経も良くなると考えられるでしょう。

お子様の運動神経を良くするなら|スポーツDOJOへご相談ください

子どもの運動神経を良くするには、年代に適した運動体験をすることが大切です。

またその際に、きつすぎたり厳しすぎたりする運動では、子どもにとっては運動すること自体が嫌な体験となってしまいます。

運動を楽しく行い身体を動かすことが好きになれれば、積極的に身体を動かすようになり、自然と運動神経は良くなります。

お子様の運動神経を良くしたいとお考えでしたら、ぜひお気軽にスポーツDOJOへご相談ください

スポーツDOJOでは、運動を楽しみながら礼儀作法も身につけられます

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