子どもが運動で得られる効果やメリットとは|おすすめの運動もご紹介

子どもにとって、運動にはさまざまな効果やメリットがあります。
「運動」と聞くと身体を鍛えることに注目しがちですが、心の成長や社会性の育成にも大きな役割をはたすのです。
それぞれの年代に応じた運動を行うことで、長い目で見て将来的に健康な生活が送れるようになるでしょう。
この記事では、子どもにとって運動から得られる効果やメリットをご紹介します。
子どもが運動で得られる効果やメリット

子どもが継続的に運動をすることで、得られる効果やメリットはたくさんあります。
ここからは、子どもが運動で得る効果やメリットを紹介しましょう。
体力がつく
子どもが運動することで、体力がつくことは大きなメリットです。
幼児期から学童期には、子どもの身体はどんどん成長します。そんな成長期に運動をすることで、骨や筋肉の発達をサポートしてくれるため、体格づくりやじょうぶな身体づくりに役立つのです。
また走るなどの有酸素運動では、心肺機能が高められます。
運動能力が高まる
子どもが運動することで、運動能力が高まります。
子どもにとって、幼稚園の年長さんから小学生の間までは著しく運動能力が高まる時期です。
この時期はゴールデンエイジ(10~12歳)、プレゴールデンエイジ(5~9歳)と呼ばれており、さまざまな運動をすることで、運動能力を飛躍的に高められます。また運動ができることは自信にもつながるでしょう。
逆に、この時期に運動をしないと運動神経が悪い子どもとなってしまいます。
運動能力を高めるためには、継続的に適切な運動を習慣づけるのがおすすめです。

健康的な体がつくられる
子どもが運動することで、より健康的な身体がつくられます。
運動によって骨密度が上がったり、筋肉の力が増したりするからです。そのため、骨折やケガなどのリスクも低下します。
また、じょうぶな身体がつくられるため、免疫力がアップし風邪をひきにくくなるなど、健康的に過ごせるでしょう。
姿勢がよくなる
運動をすることで体幹が鍛えられるため、姿勢がよくなる効果が期待できます。
近年の子どもたちは、ゲーム三昧で過ごす時間も多いようです。その結果、日常的に猫背となるなど、自然と姿勢が悪くなりがちです。
体幹が弱いことで、学校の授業中もきちんとイスに座っていられないなど、学習にも悪い影響が及ぼされます。
適度に運動を取り入れることで、体力がついて体幹がしっかりとして姿勢も良くなり、授業にも集中ができるようになります。当然、成績にも反映されるようになるでしょう。
意欲的な心の成長につながる
子どもは運動を通して、さまざまな成功体験や失敗体験をします。
ときにはドキドキしながらチャレンジをすることもあるでしょう。それまでできなかったことに挑戦すれば、勇気が身につきます。また挑戦した運動がうまくできれば、達成感が得られて喜びを感じ、自信につながるはずです。
たとえ失敗したとしても、再チャレンジすることであきらめない心も育ちます。
意欲的な心を育むことは、将来的にも大いに役立つでしょう。
協調性や社会性が育まれる
運動を通して、子どもの協調性や社会性が育まれます。
運動は、一人で行うものもありますが、多くはお友達や先生など他者とかかわりながら行うことが多いものです。
チームで行う運動であれば、仲間と協力し合うことを覚え、協調性が育まれます。
チーム競技でないとしても、他者と競うことでがんばることを覚えたり、一緒に運動することで社会性が育まれたりします。
これらは、学校生活や社会人となってからも、ずっと役に立つものです。
判断力や思考力などが養われる
運動をする際には、判断力や思考力が必要となります。
意識的だったり無意識的だったりと、運動の過程では、瞬発的に判断しなければならないシーンが多々あるからです。
じっくりとゆっくり考えるのではなく、とっさに考えて判断をしなければなりません。
学校の学習系の授業では得られない判断力が頭の体操にもつながり、運動によって養われます。
運動で得られるこれらの心の成長は、学校の勉強や受験、将来的には仕事においても力となるものがたくさんあるでしょう。
子どもに運動が必要な理由

子どもの運動にはさまざまな効果やメリットがあるため、運動は欠かせません。
逆に、運動をしない子どもは、じょうぶな身体がつくられなかったり、病気にかかりやすくなったりと、基礎体力の弱い子どもになってしまいます。
まれに「勉強関連のことしかしてこなくて、運動系は一切しなかった」などの話も聞かれますが、外遊びをするだけでも運動になります。
現代を生きる子どもはとにかく忙しいため、わざわざ運動の時間がとれないこともあるでしょう。またコロナ禍を経験したことで、家で過ごしたり、人とかかわらないことが当たり前になったりしました。
しかし、子どもには運動が必要です。
少しでも運動の時間をもうけることを意識して、運動を習慣化させたいものですね。
子どもの運動不足を解決するには

塾や習い事でわざわざ運動する時間をとれない……と、子どもの運動不足が気になっている親御さんも多いでしょう。
しかし難しく考える必要はありません。日常生活のなかで、子どもの運動不足を解消することは可能です。
- 出張で近所へ来てくれるトレーナーに依頼する
- ゲーム好きの子どもなら身体を使うゲームを取り入れる
- 少しの時間でも公園に行って思い切り身体を動かす
- 週末は家族で身体を動かせる場所へ出かける
少しの工夫と意識の改善で、子どもの運動不足は解消できます。
大切なのは、無理強いをしないことです。また、いきなり強度の高い運動や危険をともなう運動はしないように注意しましょう。
子どもの運動機能を簡単に高める方法とは

わざわざ長時間運動の機会がとれない場合には、子どもの運動機能を簡単に高める方法にもチャレンジしてみましょう。
運動機能を高めるには、身体のバランスを整えるための簡単な体幹トレーニングをしたり、ジャンプを取り入れた運動などをすることで、基本的な運動機能を効率よく高められます。
年代別|子どもにおすすめの運動

ここからは、子どもにおすすめの運動をご紹介します。
友達や家族と遊びながらできる身近な運動から、将来にもつながるような本格的な運動もありますので、ぜひ参考にしてください。
幼児期におすすめの運動
遊びが大好きな幼児期におすすめの運動には、以下のようなものがあります。
- 鬼ごっこ
- だるまさんがころんだ
- かくれんぼ
- ボール遊び など
幼児期は、遊びながら自然と身体を動かす運動がおすすめです。
鬼ごっこやかくれんぼなどは、楽しみながらできる遊びの中にも運動の要素がたくさん含まれます。
また、公園や幼稚園・保育園の園庭にある遊具を活用して遊ぶことでも、運動の効果が得られるでしょう。
小学生低学年~高学年におすすめの運動
小学生になると、さらにできる運動の幅が広がります。
- 体操・新体操
- 大縄跳び
- ドッジボール
- 水泳
- 武道(空手・柔道・剣道)
- ダンス・バレエ
- 野球・サッカー
- 跳躍器具
- 卓球・テニス など
低学年から高学年まで、そのときに適したさまざまな運動を体験することで、バランスよく運動の効果が得られます。
子どもの運動には効果がたくさん|運動習慣をつけましょう!

子どもが運動することには、さまざまな効果があります。
近年の子どもは、日々忙しい毎日ですが、ぜひ運動の時間は確保しましょう。
それでも「どこかへわざわざ運動をしにいくのは大変」という場合には、ぜひスポーツDOJOへご相談ください。
限られた時間でも、トレーナーがお近くまで出張でお伺いするので、効率的に運動をしていただけます。
